Sober Curious  

映画 シェーンの観すぎ。

・何度も観ている映画 シェーン。

子供の頃にTVで見て、その後、数えきれないほど観て、昨日もビデオを観てしまった。

 

 

そして観終わるといつも続きを想像してしまう。

西部に広がる高原をただ一人、さすらう主人公のシェーン、通りすがりで開拓者スターレットの小屋に辿り着き、飲み水をわけてもらう。これが、スターレット一家との最初の出会い。スターレット、妻マリアン、息子のジョーイの暮す小屋でお世話になることから始まるストーリー。

日本映画、時代劇風にいういと流れ者がお世話になったところでトラブルを解決して去っていく。日活映画、小林旭の風来坊、または、木枯らし紋次郎のような通りすがりの主人公シェーン。

(昔でいう旅の途中でわらじを脱ぐ感じでしょうか?西部劇だからわらじではないが・・・。)

とにかくカッコいい。シェーン。顔よし、強くて優しい。どこかに少し、影がある。映画では語られないが、過去に訳アリの人生を送ってきた事は、想像できる。

シェーンとスターレットは、友情を感じ。息子のジョーイにも親しまれ。妻のマリアンとは、お互いに惹かれあう。美しいプラトニックラブを感じる。

シェーンと、スターレット一家の関係もとてもよく描かれているし、悪役の牧畜業者のライカーとの闘いも迫力がある。任侠映画いえば、悪い親分ライカーが殺し屋のウィルスンを雇い、スターレット一家をはじめ、周辺で悪事を働くという図式である。

スターレット一家に降りかかるトラブルを流れ者のシェーンが、ひとり背負いライカーと男らしく対決し決着をつける。

まさに、一宿一飯の恩義を感じた、高倉健が卑劣な親分一家に一人で殴り込みをかけて悪党どもを全員たたっ斬るという感じと同じである。

西部劇でありながら任侠を感じてしまう。自分は、任侠映画が好きだからそう感じるのか?(笑)

そして、ラストシーンは、ケガの大きさこそわからないが、撃たれたシェーン。馬に乗りそのまま去っていく。

(高倉健がドスで刺されたまま、去っていくシーンと似ている。)

そして。感動に残る有名なラストシーン、子供の呼び声が山にこだましながら山を越えて去っていくシェーン。

映画は、ここで終わる。

観終わった後に、もっと観たい。続きが知りたい。想像が掻き立てられる。

撃たれた後、死んでしまうのか?生きているのか?生きているなら?次はどんな町に行くのか、どこをさすらうのか?想像がつきない。

この映画を子供の時に観た時から、そして、今でも観終わると時間はとまり、シェーンは、今どこにいて何をしているのかと考えてしまう。スターレット一家は、その後、幸せか?マリアンは、一度でもシェーンと会えたのか?シェーンの噂を聞けたのか?いろんな事を知りたくなってしまう。

映画は、いつまでも心の中で生きている。

一本の映画が、何十年の時を超えて想像させるのだ。もちろん、たくさんの名作があるのでこの作品に限ったことではないが、映画は、素晴らしい。

今は、亡き映画評論家の淀川さんも水野さんが懐かしい。

2021.02.28

 

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