Teori  

温故知新 半被(はっぴ)製作1作 裂き織り

・作務衣のデザイン変更で裂き織りの法被(はっぴ)を製作

これは、作務衣でなく法被になりますね。
法被(はっぴ)、半被(はっぴ)、半纏(はんてん)等、
この辺になると区別が難しくなります。
日本の伝統衣装で、祭などの際に着用し、
また、職人などが着用する・・・等の説明もありますが、
表現も今一つ曖昧いです。
当サイトでは、半被(はっぴ)でいきます。 🙂

さて、今回、初めての半被ですが、
少しロングに仕上げた、ロング半被です。
モダンな感じになりました?
和装モダン、和服モダンとでも言いましょうか、
和服好きな男子が、ジーンズで羽織って
欲しい感じの半被です。
すべて、キュプラで仕上がった裂き織りです。
キュプラは、化学繊維のひとつで、別名、ベンベルグです。
わかりやすく言いますと、高級スーツの裏地です。
発色がよく、肌滑りがよく着心地がいいです。
2015.1.21製作 春・秋・冬用 半被

そもそも、この反物を作ることになったのは、
私が製作した作務衣シリーズの最初の頃に
たくさんのキュプラが使用され、
その余ったキュプラの残りの生地の再利用が目的でした。

あります、あります、色とりどりのキュプラ。
いくつも、いくつも、布玉にしていきます。
絵の具のように色数を増やします。


今回の糸は、糸のきんしょう の
【シルク900(朱赤)】 手織りの方にも
手編みの方にも使い勝手の良い絹100%の糸。
コストパフォーマンスも高く、
1本手元に置いておかれたら重宝する糸が含まれています。
綿糸、絹糸を交ぜて、たて糸を整形します。

ド派手になりますかな?今回も? 😛

筬(おさ)通しが完了。この作業が一番疲れます。
目が見えません。老眼です。
織りだすのは、楽しいのですがそれまでの段取りでは、
この作業が一番苦労します。
何か、楽できる方法は、ないかと考えますが、
ありません。必要なのは、根気だけです。
このような作業を通して、人が着ている手織り服の苦労や、
素晴らしさや価値が理解できます。
もちろん、販売されている手織り服は、高価です。
1枚ができるまでの作業時間や技術、糸や縫製などのコストを
反映させると、買った方が安い。断然安い。
裂き織りは、さらに手がかかる。
横着物の私は、裂き織りの反物は、売られてないかなと
昔、ネットで調べましたが販売されていません。
テーブルマットぐらいの端切れはあっても、
服が1枚できるほどの反物は、ありません。
やっぱり、製作者は、苦労した分、何かを作りますよね。
売るために作るというより自分の為に
織り上げるということでしょうね。
残念ながら、裂き織り布は、出回っておりません。 🙄
自分で織るしかありません。

今回、あえて黄色い布だけ飛び出させることにします。

カラフルです。


織り上がりました。


いつもながら、織りは、美しい。自画自賛 😎

トントン織りはじめて、布になり、布から服になるまで
約3ヶ月かかりました。
根気が必要です。


独特の色合いです。発色もありますが深い色でもあります。




今回は、半被でした。

 

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