Teori  

温故知新 作務衣(さむえ)製作31作

・日本の夏、古布の蚊帳で製作した作務衣です。

日本の夏も変わりました。温暖化の影響でしょうか?
夏の猛暑は、40度を超えて、夜の熱帯夜も
半端ではない状況です。
因果応報でしょうか、文明の発達とともに
気候も変動してしまったのか、
それとも、地球、宇宙レベルでの変化でしょうか?
所説ありますが、よくわかりません。

話が、それてしまいました。
今回の作務衣は、蚊帳、かやーっ、――(゚∀゚)――!!。
蚊帳の作務衣です。 😛

子供の頃、夏休みに田舎の、祖父母の家に泊まりに行くと
当時は、クーラーもありません。
農家ですから、夜は、家の戸をすべてあけて全面開放です。
防犯対策ゼロ。騒音対策ゼロ。 🙄
今では、考えられません。
いい時代だったのでしょう。
田んぼの中にある屋敷だったので
田んぼの水面を走った風が、スーッと家の中を
抜けていきます。
天然クーラーでしょうか?
涼しかった。
当時は、まだ温暖化では、なかったのか?
遊び疲れた私は、ぐっすりと眠りについていたのを
記憶しております。
そして、眠りにつくまで、天井を見ていると
そこにあったのが蚊帳です。
蚊帳でおおわれ、蚊帳の外には蚊取り線香。
まさに、キンチョーの夏、日本の夏です。 :mrgreen:

また、話がそれました。
この蚊帳なる古布は、ネットでも時々売られています。
今回、知人に譲ってもらいました。
丈夫な麻です。網戸の網です。 😛
着ると涼しいのでは、ないかと思ってましたので
入手しまして仕上げました。


古布ですから、破れもあります、くたびれもあります、
ヨレヨレです。色もそろわず、褪せてもいます。
人によっては、汚いとか、中古は嫌だとか、
いろいろな意見もあるでしょうが、
私は、素晴らしさを感じることができます。
ひとつの、テクスチャ (texture) として感じます。
骨董品を価値あるものとみるか、ゴミとみるか?
布にも、骨董的な価値があります。
ジーンズの経年変化と同じかもしれません。

この生地をなるだけ集めて、使えないところは外して、
残りの生地で、袖、身ごろ、背中、襟とパーツを確認します。
色の濃淡、生地の切りかえし等、
自分のイメージを作り上げます。
もう完全にヒラメキ💡です。(ひらめきだけ。) 🙂
製作2015.6.13




古布は、布がないので足りない場合は、どうにもなりません。
あるものを大事に使う。
その為、多少の無理も出てきますが、それが、味です。
経年変化した布が蘇る。古布ならではの表情です。
私が、作りたい作務衣は、本来このような少し枯れた作務衣。
時間を感じさせる作務衣。
誰でも、昔から着ていて、たたずんでいたかのようになります。
着せられるのではなく、馴染んで着こなせます。
なかなかいいですぞー。
古布を探して、1枚作るのもありですよ。
私は、全く裁縫ができませんが、服は、作れます。
気になる着心地ですが、くたびれた感とあいまって
涼しくもあり、生地に張りもあるのでなかなかいいです。
渋いです。お気に入りの1枚です。

今回は、蚊帳の作務衣でした。

tonotown